ISCAS2018

2018年5月27日~30日にイタリア フィレンツェで開催されたIEEE International Symposium on Circuits and Systems 2018にてM2の田中が研究発表を行いました(発表日は28日).本発表はBest Student Paper Contestに出場できる10件のうちの1件に選出され,決勝戦となるポスターセッションにおいても発表を行いました.

田中の発表は,機械学習攻撃耐性の高いPhysical Unclonable Function (PUF)についてです.既存のPUFの多くはSVM等の機械学習によりレスポンスの予測が容易であるという問題がありました.本研究では,Bistable Ringの収束時間の非線形性を利用したCoin Flipping PUF (CF-PUF)を提案しました.CF-PUFはBistable Ringの収束時におけるRing Oscillatorの瞬時値をレスポンスとします.SPICEシミュレーションを用いたCF-PUFの解析により,機械学習による予測割合が0.5程度となり,レスポンスの予測が困難であり機械学習攻撃に強いことを確認しました.

  • Yuki Tanaka, Song Bian, Masayuki Hiromoto, and Takashi Sato:
    “Coin Flipping PUF: A New PUF with Improved Resistance Against Machine Learning Attacks,” in Proc. of IEEE International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS) (Florence, Italy), May 2018.
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