電気学会 半導体電力変換研究会

2017年6月5日に札幌コンベンションセンターで開催された電気学会 半導体電力変換研究会にて本研究室の特別聴講学生のドーファンベンジャミンが研究発表を行いました.

ドーファンの発表はパッケージされたパワーデバイスの自動測定環境に関する発表です.パワーデバイスのモデリング,あるいはこれを用いた電力変換回路の設計には,事前に多くのパワーデバイスの特性を知る必要があります.しかし既存のカーブトレーサを用いて測定するには,カーブトレーサ上のソケットとデバイスの抜き差しを人手で行う必要があり,測定者に多くの負担がかかります.本研究では,プロッタを利用して並べられたデバイスを自動測定する環境を構築しました.本環境により,既存のソケット方式と比べて89%以上の正確度かつ同等の精度で,労力無く多数デバイスの測定を実現できることを示しました.

  • ドーファン ベンジャミン, 大石 一輝, 新谷 道広, 廣本 正之, 佐藤 高史:
    “プロッタを利用したディスクリートパワーデバイスの自動測定装置”, 電気学会研究会資料(半導体電力変換回路研究会), SPC-17-103, pp.19-24, 2017年6月.
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