2013年9月17〜20日に福岡工業大学で開催された電子情報通信学会ソサイエティ大会においてB4の羅丹が発表を行いました(発表日は9月18日).
羅の発表は,イメージセンサの低電力化および高画質化に関するものです.近年,センサネット等に用いられるイメージセンサの電力を抑える方法として圧縮センシングが注目されています.圧縮センシングはデータの取得と同時にデータの圧縮を可能にする手法であり,イメージセンサに応用することでサンプリングの回数を画素数より少なくする事が可能となります.本発表では,本研究室で検討している可変レート圧縮センシングにTotal Variation (TV)最適化を適用することで,大幅に画質を向上する手法を提案しました.本提案により,圧縮センシングを用いて低電力かつ高画質なイメージセンサを実現できる可能性が示されました.
- 羅 丹, 藤田 隆史, 廣本 正之, 佐藤 高史:
“TV最適化を用いた可変レート圧縮センシング”, 電子情報通信学会ソサイエティ大会 (於 福岡工業大学), A-4-12, p.64, 2013年9月.