電子情報通信学会 集積回路研究会(ICD)

2013年7月4日~5日に函館で開催された電子情報通信学会 集積回路研究会 (ICD)にて,本研究室のM2 藤田が発表を行いました(発表日は7月5日).

藤田の発表は,超低消費エネルギー回路に向けた設計指針の確立を目指して,低電圧での回路の誤動作要因をシミュレーションにより解析したものです.携帯機器やセンサネットワーク等,バッテリーで駆動される回路の低消費電力化に応用して,駆動時間を長くすることが出来ます.

本発表では,回路の出力信号を観測することにより,回路を低電圧で動作させる際の故障原因が推定できることを示し,故障原因毎の対策を容易とする方法を与えています.本手法を用いることで回路の電源電圧をこれまで以上に低くできることから,より低消費エネルギーの回路の実現が期待されます.

  • 藤田隆史, 川島潤也, 廣本正之, 筒井 弘, 越智裕之, 佐藤高史, “低電源電圧におけるフリップフロップの故障モードの解析,” 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.113, No.112, pp.129-134, 2013年7月.
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