2016年9月20日〜23日に北海道大学で開催された電子情報通信学会ソサイエティ大会において本研究室のメンバーが研究発表を行いました.
4日目の23日は,B4の山森が発表を行いました.発表内容は以下の通りです.
山森はニューラルネットワークへメモリスタを応用する研究に関する発表を行いました.メモリスタを用いることで計算機の低消費電力化が期待されています.メモリスタは流れた電流の履歴によって抵抗値が変化します.この抵抗値をニューラルネットワークの重みとすることで,メモリスタでニューラルネットワークを構築することができます.一方で,メモリスタは個体ばらつきを持つため,ニューラルネットワークの演算への影響を考察する必要があります.今回はこのメモリスタのばらつきがニュ
ーラルネットワークの学習収束時間に影響を与えることを回路シミュレーションによって明らかにしました.
- 山森 聡, 廣本 正之, 佐藤 高史:
“ばらつきを考慮したメモリスタモデルによるニューラルネットワークの学習収束性の評価”, 電子情報通信学会ソサイエティ大会, C-12-38, p.85, 2016年9月.