SSDM 2018

2018年9月9日~13日に東京大学本郷キャンパスで開催されたInternational Conference on Solid State Devices and Materials (SSDM)にて齊藤が研究発表を行いました (発表日は9月12日)。

齊藤の発表は有機トランジスタを用いたBuskeeper PUFのリセット動作の改善についてです.有機トランジスタはフィルムなどの柔軟な素材の上に製造出来ることなどの特性から,新たな回路を作成できるデバイスとして期待が寄せられています.また,PUFは製造ばらつきを利用した複製困難な出力を得ることが出来る回路です.本研究ではフレキシブルかつ複製困難なタグの実現を目指しています.
今回の発表は,有機トランジスタを用いて作成したBuekeeper PUFでは,短時間に複数回の出力を得る際に必要となる状態リセットが出来ないという課題があることを実験により見出し,これを改善するためのリセット回路を提案しています.提案した回路により、期待通りのリセットが行えることを確認しました.
本研究は、産総研、奈良先端大との共同研究です。

  • Michiaki Saito, Michihiro Shintani, Kazunori Kuribara, Yasuhiro Ogasahara, Masayuki Hiromoto, and Takashi Sato, “On the reset operation of organic cross-coupled inverter,” in Proc. International Conference on Solid State Devices and Materials (SSDM), pp.565-566, September 2018.
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